慢性的飢餓とは
ニュースなどで報道されている飢餓(ソマリア難民など)は、特定の地域で自然災害や人為的な原因から突発的に発生する大規模な食糧危機で、 大量の餓死者を出しています。これは「飢饉」と呼ばれ、世界中から注目を浴び緊急援助がなされています。
「飢饉」で死ぬ人は「飢餓」で死ぬ人の10%にすぎません。 あとの90%の人々は慢性的飢餓のために毎日静かに死んでいます。
そして世界から注目されることもなく、援助の体制が整っていないのが現実です。
ワールドランナーズ・ジャパンは、地球上に人類が現われて以来終わることのなかった、慢性的飢餓を終わらせることを目的としています。
(※)ワールドランナーズでは「飢餓を終わらせる」とは「IMRを50以下にする」こととしています。
IMRとはInfant Mortality Rate(乳児死亡率)の略でl000人の生まれた赤ちゃんのうち、1歳の誕生日を迎える前に死亡してしまう数のことで、国連機関やNGOは、IMRが50以下であることを、その国の国民が基本的な栄養を満たしていることの目安としています。